「炎上」ではなく「失望」だった──フィンランド人権論とアジア人の現実の断絶

フィンランドの「つり目ポーズ投稿」騒動にまつわる筆者の問題提起は、X上で600万超のインプレッションを経て現地でも共有され、フィンランド最大手紙のひとつである「イルタレフティ」紙の取材・報道へとつながった。今回露呈したのは個人の失態ではなく、「人権先進国」を自認する社会が抱える、アジア人差別の不可視性という構造的な盲点である。(前後編記事の後編)
新田 龍 2026.01.28
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2025年12月、フィンランドの「つり目ポーズ投稿」騒動が、ネット上で話題になった。これはフィンランドの著名人や政治家らが、アジア人を連想させる「つり目」のジェスチャーをSNSに投稿したことをきっかけに、国際的な批判が広がったものだ(前編記事はこちら)。

なお本件事案においては、筆者も騒動拡大の当初より苦言を呈していた。実際に、フィンランド外務省のXアカウントにおける人権啓発投稿に対する引用リポストという形で、フィンランド大統領、フィンランド政府、フィンランド人権担当大臣も宛先に加え、2025年12月13日に次のような投稿をおこなったのだ。

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