「眠らない日本人」が知らない、睡眠不足がもたらす残念な結果

ベンチャー企業経営者が「お盆やゴールデンウイークに休む人は要らない」「ベンチャー企業に入社したなら、寝食を忘れるほどに仕事に没入して当然」「7時間も寝てる人は成功しない。凡人がしっかり寝てどうする」といった主旨の発言をし、賛否両論を呼ぶ場面をしばしば目にする。しかし、睡眠不足が人体と労働に多大な悪影響を与えることは明確な事実なのだ。
新田 龍 2024.11.03
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2022年10月、日経新聞において「不眠ニッポン 睡眠負債が生産性や利益率押し下げ」と題された記事が報道され話題となった。各国の睡眠時間と労働生産性の関係、企業の利益率などの関係性を調査したところ、「社員の睡眠時間の多寡で、企業の利益率に2ポイントの差が生じる」「日本人の睡眠時間は欧米主要国平均より1時間近く短い」「睡眠の質の低さが、パワハラやミスの温床になる」といった結果が示され、睡眠不足はもはや個人の問題ではなく、社会全体の課題として解決する必要性が説かれていた。

睡眠不足が引き起こすリスクと、充分な睡眠がもたらすメリット

実際、睡眠不足が人体と労働に多大な悪影響を与え、労働生産性を損なうことについては、従前からの研究発表によって多方面から警鐘が鳴らされている。

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  • 国内各社における勤務間インターバル制度導入事例

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