なぜ日本人は「休むこと」に罪悪感を持ってしまうのか…「有休取得率が世界最下位」となる3つの根深い理由
我が国の労働者はいつでも理由なく有給休暇を取得できる。しかし、日本人の有給取得率はほかの国と比べてとても低い。会社が有休取得を拒否するのは違法だが、罰則が抑止力になっていないうえ、そもそも日本には有休をとりにくい構造的な問題があるのだ。(前後編の前編)
新田 龍
2024.11.04
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世界一、休みに無頓着な日本人
あなたは、自分自身の有給休暇があと何日残っているか、即答できるだろうか。
少々古いデータとなり恐縮だが、オンライン旅行サイトを運営する「エクスペディア・ジャパン」が、世界26か国を対象に実施した「有給休暇の国際比較調査(2015年)」によると、日本人が「自分自身の有休支給日数を知らない」と回答した割合はなんと全体の過半数の「53%」。他国を大きく引き離して堂々の第1位(ワースト?)を記録した。
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- 休暇を取る=「怠け者」「迷惑がかかる」
- 有休をとらせない上司は間違っている
- 海外にあって日本にない「有給病気休暇」
- 有給取得拒否で有罪になるケースは稀
- 日本は世界でも珍しい「メンバーシップ型」
- スキルや資格より、人柄を重視
- 外国人がどんどん休暇をとれる理由
- 組織に守られる代わりに組織に従う日本人
- 「個人の自由な働き方」は実現しにくい
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