面接で「何を見ればいいのか」分からない人へ─人材の再現性を見抜く「STAR」フレームワーク入門
実は人事が面接で見ているのは、「一過性の華やかな実績」でも「レア経験」でもない。「この人は同じように考え、同じように動けるか」という再現性である。「STAR」は、状況・課題・行動・結果の4要素に分解し、その人の思考と行動の質を可視化するフレームワークだ。印象や肩書きに頼らず、人材を構造で見抜くための基本技術を解説する。
新田 龍
2026.04.22
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採用面接に関わり始めたばかりの人事担当者や現場マネージャーが、最初に直面する壁はシンプルである。「何を基準に合否を判断すればいいのか分からない」という問題だ。
履歴書やエントリーシートには、それなりに整った文章が並ぶ。面接でも、候補者は一定の準備をしてくる。受け答えも一見すると問題はない。しかし、いざ「この人は入社後に活躍するのか」と問われると、自信を持って判断できない。結果として、「なんとなく良さそう」「受け答えがしっかりしている」といった曖昧な基準に頼ってしまい、採用のブレが生じる。
この問題を解決するために広く使われているのが、「STAR」と呼ばれる評価フレームワークである。